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食べものの一考察バックナンバー

2007年07月11日

輸入食料の怪とその不可思議さ

私の所のかみさんが買い物袋を下げて帰ってきた。曰く「食料も外国ものが多くなったねぇ、納豆の原産地を見たら大豆が米国、カナダ産になっていたよ、遺伝子の組み換え食品はどこまで顕彰されているのかしらね…生ビールのつまみの枝豆もうなぎも中国産…あぶなくなってきたね…残留農薬どうなってるのかしら…」
こうした中国からの違反食品は報道されている他にも沢山ある。厚生労働省の「輸入食品等の食品衛生法不的確事例」という調査文献や富山農村医学研究会の「日本と中国における農薬中毒比較」、NPO法人日本子孫基金の「食品と暮らしの安全」という調査文献によると中国では農薬を使わないからすべて自然食品であるという神話は30年前の神話になったという。中国食品からは抗生物質や合成抗菌剤、食品添加物が続々検出されている。野菜の47.5%に違法農薬が残留していたとは皆知っているし中国政府自身が発表した程だ。
2002年の厚生労働省の調べで水際で見つけたものもあるが見つかったのはごく一部で氷山の一角だった。大切なことなので少し細かく書こう。膨大な中国からの食糧輸入に日本の検疫はまだ体制が追いついていない。かつてミスタードーナッツの肉まんの添加物が見逃されたのはその例だ。2002年の調べでも野菜から多量に残留農薬が検出されている。更にサヤエンドウにはシペルメトリンという環境ホルモン作用のある殺虫剤やニラには子供に危険なクロルピリピス(アメリカではシロアリ駆除剤としても家庭用殺虫剤としても使用禁止になっている)、ブロッコリーのメタミドホス(神経毒が強く子供には特に危険なもの)大葉からはフェンバレレートという発ガン性が強く環境ホルモン作用の強い殺虫剤が検出されている。
ひどいのは鯖の醤油漬けからは大腸菌、鮭の調理品からは酸化防止剤のBHT(発ガン性が強い)冷凍の車エビからは二酸化硫黄が検出されているのだ、あまり白いエビは危険だぞ…。EUは中国の冷凍エビから抗生物質のクロラムフェニコールという薬品が出たのを契機に中国産のエビ、鶏、ウサギ肉、七面鳥、アヒル、蜂蜜、ペットフードなどの輸入を全面禁止にしている。また酒の魚の焼き鳥、鯖の立田揚げからは大腸菌が検出(大腸菌は不衛生の象徴でトイレからでたり、工場全体かもしれない、従業員が手も洗わぬなんて論外だ)ニラやエリンギからはクロルピリホス、ウナギの肝串、ロールキャベツ、海鮮チャーハン、ほうれん草のおひたしなどは腐りかかっていたという。またホーレンソウには猛毒のパラチオンが検出されている。
忙しいといってスーパーから出来合いのものばかり買ってくると大変なことになるということだ。今日は中国品の一部を上げたが加工品から健康食品まで全く信用できない。想像すると恐ろしいことだ。 また農民運動全国連合会の食品分析センターが2002年の5月に一部のファミリーレストランから農薬を検出した。11食品の内7品目から殺虫剤が出た。何の罪のないファミリーレストランにしてはいい迷惑だ。食べに行く人もいい迷惑だ。そのほか豚肉、イカめし、蒲焼きウナギからも大腸菌が出ている。 もう間もなく北京オリンピックだ。選手達は何を食べるのか心配しているだろう。
いずれにしても中国からの食糧は特に要注意。国産は安心して頂けるし見直したいものだ。

■写真は無農薬で栽培しているトマトです。
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2007年07月12日

輸入食料は本当に怖くて食べられんな

前回に続いて輸入食品の残留農薬違反について新聞記事を載せます。これによってやはり中国始め世界は怖いことになっている事が良くわかりますね。
平成19年7月9日15時4分配信 毎日新聞によると食品の残留農薬規制を強化した「ポジティブリスト制度」を日本が導入した昨年5月末以降の1年間で違反とされた輸入食品が前年同期比で8.4倍に急増したことが分かった。新制度では、主要国で残留基準が決まっていない農薬も0.01ppm(1キロ当たり0.01ミリグラム)を上回れば違反とされ、これに抵触したケースが約3割を占めた。これまでチェックされなかった農薬や添加物が海外で広く使われている実態が浮き彫りになった訳だ。
厚生労働省の統計によると、新制度導入の翌月の06年6月から今年5月までの間、輸入食品の検査で、残留農薬検出による食品衛生法違反で廃棄などの措置が取られたのは761件。前年同期の91件から670件増えた。生産国は26カ国・地域に上り、うち▲中国が250件で最多。▲ベトナム(143件)▲エクアドル(93件)▲ガーナ(77件)▲台湾(47件)と続く。
更にポジティブリスト制度では、同リストに掲載されていなくても、国内外で残留基準が決まっていない農薬などについては、0.01ppm以下という「一律基準」も設けている。これに違反したケースは761件のうち、240件あった。このうち約5割が中国産、約3割がエクアドル産だった。日本で使用されていない農薬のほか、冷凍の魚介類からカビ取り効果がある動物用医薬品が検出されたり、除草剤の箱がカカオ豆の収穫用に使われていたケースもあった。
新制度でリストアップされた約800種類には、個別に残留基準が設けられているものと制限がないものがある。今回違反とされた残りの521件はいずれも個別の残留基準に抵触していた。
★ポジティブリスト制度とは一定限度以上の残留を禁止する農薬を明示するのとは逆の発想で、「使用していい(ポジティブ)農薬」だけを一覧にし、それ以外の使用を原則認めない方式。これまで国内では約300種類の農薬などについて残留基準があったが、導入後は約800種類に対象を広げ、それ以外の農薬も一律で0.01ppm以下を基準としている。02年に中国産冷凍ホウレンソウから基準が未設定の残留農薬が検出されたことが導入のきっかけになった。
★残留農薬基準違反が見つかった主な輸入食品は▲養殖ウナギ(中国産、台湾産)   ▲ウーロン茶(同)▲乾燥キクラゲ(中国産)▲生鮮ショウガ(同)▲生鮮ニンニク茎(同)▲落花生(同)▲乾燥イカ(ベトナム産)▲冷凍エビ(同)▲生鮮マンゴー(台湾産)▲生鮮カカオ豆(エクアドル産、ガーナ産)などである。

■写真はネクタリンの生産農場で生産者(中央)と私
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2007年07月19日

土用の丑の日の本当の意味

人は何が何でも梅雨明け宣言が出ないと夏じゃないと思っているが今は紛れもない夏。確かに今年の夏はたいふうがきたり地震が来たり異常な夏だが。それでも巷では土用の丑の日のウナギの宣伝が始まっている。
今年の土用の丑の日は七月三十日だ。土用の丑の日は元々どの様な意味があるか。物の本によると七月二十日(二十二日という説もある)から八月八日(立秋)までの二十日間(十八日間)のことをいう。土用…土とは人々の夏の生活の目安の期間で農家の人々にとっては古来から天気の流れや今年の収穫の見込み、それ以外の人々にとっても世の中の流れを予測する時期として定着してきた。また用とは必要なこと、つまりはしっかり生きる為に時を見定める時期であるという意味なのだ。土用の初日を太郎、二日目を次郎、三日目を三郎といってこの3日間に雨が降るとこの秋は雨が多いとされて農家の人々は対策を考えた。また土用の三郎に蛙が鳴くと霜や雪の来るのが遅れるといい、川端に住む人々にとっては川霧が立つと霜が早くなるとか、土用の入りから3日間天気が続くと豊作を予感させ、土用の三郎にミンミンゼミが鳴くと大豊作になるということになっている。これらは長い間に農家が経験したいわば統計学的な気象データなのだ。
春起しから夏野菜がとれ始めるまで酷使してきた体を休めながら、一息ついて世の中を見渡していたのが土用なのだ。元々の農業は日本の背骨だったから農業無くしては国の発展は考えられなかった。たまたま今年は参議院選挙の結果を見ながら世の中を考える年になっている。
さて吾われの父母の時代までは自然と話が出来ていて土用の丑の日の意味がよく解っていたが現代はいつの間にか精のつくものを食べて暑い夏を乗り切ろうという食べ物のことばかり言われている。しかし土用の意味がわかるとウナギもまたひと味というところだ。江戸の時代に平賀源内が「本日丑の日」と看板を出させた話は有名だが丑の日の「う」とウナギの「ウ」の語呂をあわせたというところで当時の農業や栄養学とは関係がなかった様だ。

ところでウナギは何も夏ばかりではない。実はビタミンAの少ない冬場の方が体にもっと役に立つ事をご存知か。長野県岡谷市では冬の土用の丑の日に「うなぎ」を食べているところもある。冬のウナギの方が脂がのって美味しいのだ。私は色々な産地を食べ比べてみたが中国ウナギは身が堅く食感覚が会わない。そこへいくと国産のウナギは柔らかくて本当に美味しい。
余談だがギリシャの哲学者アリストテレスがウナギは泥の中から生まれ命を育むと真剣に論じていたという話もあるくらい体に良いことは古代から知られていた。ウナギはビタミンAが豊富で脂肪の中のエイコサペンタエン酸が動脈硬化を予防してくれる。何故山椒の粉をかけるかというとこれはウナギの脂肪の酸化を防いでいるのだ。うなぎは緑黄色野菜と一緒にいただくとなお最高だ。
■写真はこの季節最高の味土用うなぎ
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2007年07月20日

日本のハーブ ミョウガを食べる

今日は地物のミョウガを頂いた。私の場合ミョウガがあれば酒も御飯もどんどん進む。世の中にはミョウガは香りが強いと嫌がる人もいるがこのミョウガは夏の旬の味なのである。ミョウガには夏物と秋物があって昔からどこの家でも作られていた野菜だ。ミョウガの花は黄色でその花の咲く頃きざんで頂くと一段と食が進む。
仏教の説話には…お釈迦様の弟子の中に「すり(しゅり)はんどく」という弟子がいて、これがなかなかお経(お釈迦様の話を理解できない)を覚えられなくて自分の名前さえ忘れたという位の人であった。三年かかってやっと十四文字の経を理解したという。しかし大変にまじめな良い心がけの人で毎日毎晩欠かさずにお釈迦様の庵の庭の掃除をしたり献身的にお仕えした。やがて年を取って亡くなる時にお釈迦様から今度生まれてくる時は必ず仏になると記別(保証みたいなもの)を頂いて幸せそうに笑う様になくなっていった。ある時そのお墓の上に一つの若芽が生えてきた。これが後になって美味しい食べ物として食される様になったミョウガだった。お墓の上に生えた妙な芽はそれが余りにも美味しいので人々は物事を皆忘れてしまう位だと口々に賞賛し妙な芽「ミョウガ」と呼び珍重した…。と説かれている。
ミョウガには頭が悪くなる成分や忘れる成分はないが不眠症には民間薬として用いられている。ミョウガはミョウガ科の多年草で花芽の部分を食べるが香辛料として薬味や汁の具や刺身のつま、漬け物と幅広く食されている。生のまま生醤油で頂くのも美味しい。また胃腸を強くしたり精力を増す効果がある。入浴剤に使うと湯冷めをせずリュウマチ、肩こり腰痛、冷え性に大いに効果ある。生の葉や茎を陰干し乾燥して保存しておくと一年中使える。殺菌作用があるので食中毒や伝染病の予防にもなる。刺身のつまなどに使用するのはその為で生のままが効果が大きい。
ミョウガは原産は熱帯アジアであるがこれを食するのは世界中で日本だけといわれている。八世紀の「正倉院文書」や十世紀の「延喜式」にも記述がある。大変古い日本のハーブだが日本だけといわれるのも刺身を食べる習慣があることや薫りや味が日本人に会っているものと思われる。ちなみにミョウガとショウガは古くは雌雄に見立てて名付けられたものらしく色の区別の漢字からきているという説もある。 長野県では下伊那の園原地方に名産地があり主として京都の懐石料亭に納められている。川柳に「ミョウガ売り銭を忘れて笑われる」とか落語にも宿に泊まった客が財布を忘れる様に主がミョウガを沢山くれたがその客は財布を忘れずに宿の支払いを忘れていってしまったなんて笑い話もある。日本の農家では健康の為に頂くミョウガ。私は大好きだ。
■これがミョウガの芽と花

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2007年07月23日

いまや天ぷらうどんは海外からのブランド品

我が国の輸入食料は年々増えている。2006年には8兆円を突破する勢いである。農産物の総輸入額うちの55パーセント以上が中国野菜であることが何回も新聞で報道されている。
例えば庶民の好きな「てんぷらうどん」を頂くとき材料で輸入品でないものは汁くらいなもので今ではほとんど輸入材料だ。ネギすらも大半が中国ネギになっている。中国といえばネギとしいたけ、いぐさの3品目について数年前に政府が緊急輸入制限(暫定セーフガード)に踏み切ったことは知っての通りだがでもこの緊急輸入制限の200日間の措置で果たして日本の農業は改善したか。とても無理な話だった。コストが高いから喧嘩にならない。本当はもっと基本的な構造的なところから農業を考え直さなくてはいけないと感じた。
食材のことを考えてみよう。価格のこと以外では国産品が鮮度も品質も栄養価値も味もすべて格段に優れていることは知っての通りだ。例えば中国の「しいたけ」は広大な「しいたけ団地」で栽培されていて管理人が「しいたけ小屋」に泊り込んで管理をしている。しかし13億人口の田舎で劣悪な生産環境で生産されてきた。例えば乾燥を防ぐ為の水かけ用の水路も人間達の排泄物を処理する所も同じ川で行われる。乾燥すればその水が「しいたけ」の原木にかけられる。その生産物には当然の様に寄生虫がつき、それがわずかな検査をかいくぐって日本に輸出されてくる。想像してみるとぞっとする。
そういえば最近の日本の都市病院における健康検査統計によると検査を受けた人々の二割が何と寄生虫を持っていると確認された。皆安い輸入野菜を使っている人達だ。勿論このことがすべて中国野菜と因果関係があるということではないが輸入食品は国産に比べてその位不安であるということだ。前にも書いたが中国産の野菜や食品に残る残留農薬の問題も大きく指摘されているし、今は話しが下火になっているがアメリカ産の肉牛には抗生物質が検出されて不安に輪をかけているのだ。カナダのBSEの問題もそうだ。大体外国から来る食品の情報が我が国は一般消費者に的確に伝えられていないのが腹立たしい。
漢方医師の話では私達の生活圏半径数キロのエリアで取れる野菜や果物が一番体に合い健康に良いと教えている。地産地消は以前から言われていることだがまさに我々の健康には国産地産地消の食料品が一番良いということだ。
食事をするといろいろな含有物が蓄積される。我が国は食品衛生法であらゆる添加物や農薬が規制されていたが過去貿易交渉で添加物の353種類、農薬で199種類が我らの知らぬところでいつの間にか規制撤廃されている事実がある。長い食生活の間に色々な物が蓄積される事を考えると子ども達には是非に健康的な国産品を奨めたい。輸入品は本当に(怖い)不安だから。
■汁以外はみんな輸入品なのだ 
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2007年07月26日

日本人の誇りまで捨てる食べもの廃棄

我ら日本人は美食家で飽食人種だ。何しろ世界の美食のほとんどは日本で食べられるのだからすごいという他はない。それも全ての料理が大変に美味しい。ところが問題がある。
日本は飽食の上、食べ残して捨ててしまうのも世界一なのだ。東京の銀座当たりでは毎夜どっとでる廃棄食料にカラスが群がって始末に負えない有様だ。見渡せば世界には飢えた人々が沢山いるのに我々日本人はこのままでよいのか。特に今の若い者達は食に対する興味も危機感も全くない…と余の先輩方は嘆く。
京都大学健康保健センターの高月 紘教授は京都市内の50世帯の3日分の生ゴミを分析した。調べてみると総重量の11%が買ったまま手つかず、38%が食べ残し、中味はすぐ食べられる調理済のものと包丁など手を加えなくても料理できるものばかり。中にはまだ賞味期限内のものもある。先生は食生活が大きく歪んでいると指摘する。
日本人はやたらと冷蔵庫を過信して買い置きをして捨てていく。ちなみに全国農業組合中央会の2001年当時のデータによると野菜が捨てられる割合は全体の32%だ。果物は18%、加工品が15%、魚介類が約10%、調理をして食べ残して捨てられるもの18%とひどい有様だ。パーティーなどでは高額な会費を出してほとんど捨てて帰るという光景を見る。何時頃からこんな事になっているのか、こんな大人達の食に対する行いが、そのまま子供達に受け継がれると大変なことになるぞ。
京都大学の高月 紘教授は更に子供達にこんな指導をしている。「君たちは…いただきまーす…っていえるかな?」ほとんどか自身なさそうに下を向く。食べ物を生産している現場や実感できる体験を持っていないしまた親からも教わっていないから誰に感謝するのか解らないのだ。まして調理済みのものは誰が作ったか尚更解らない。先生は続けて「1粒のお米を残したとすれば0.02グラムだよ。もしも日本中で残したら全部で2600キログラムにもなるよ。お母さんが買うお米5キロの袋にしたら520袋だよ…」と食べ残しを目に見える形で語る。
ところで1998年の調べだが松本市の給食センターが33の小、中学校から毎日1トンの食べ残しがでていると発表した。日頃からのアンバランスな飽食と子供達のダイエット志向が根強く子供達は意識して食べ残してしまう。これは毎日お金をかけて調理してもお金に換算して10万円以上捨てていることになる。年間に200日稼働したとしても2000万円が捨てられることになる。そればかりではない。食事誘発生体反応といって御飯をよく噛みものをよく味わって味覚を刺激すると脳の交感神経が活発になり健康になる。ここのところが解ってもらえない。子供達には一生懸命作ってくれた食材を一生懸命調理したものをしっかりと食べて欲しいと先生はいう。
ほんの一つの例を話したが政府が毎年買う7兆数千億円もの外国からの食料輸入は果たして正しいのか…疑問は残る。社会を変えるにはまずわが国の台所の小さな積み重ねからだと思うが。
■一般的な食卓 %E9%A3%9F%E5%8D%93%EF%BC%95.jpg

2007年08月05日

納豆の効能の凄さに納得 その①

最近はぐーんと物覚えが悪くなって…なんてお年をとってくると挨拶代わりにこんな言葉が出てくるが納豆がよく効くそうだね。これはお医者さんも言っている。卵、のり、ネギを入れてご飯に乗せて頂く。つまり納豆定食は最高の食べ合わせなのだ。納豆には脳を活性化するレシチンが大量に含まれてまたネギに含まれる「塩化アリル」がビタミンB1のはたらきを強めてくれ、海苔はカルシュウムとして骨に作用しイライラをふせぐ効果が大きい。こういう食事をしていくと人間はそんなに老化しないそうだ。
よく雪国の人々は納豆を沢山頂いて消化酵素を増やし良質の蛋白質を取り基礎体力をつけていると言われているが納豆に含まれるキナーゼ(酵素)は脂肪分を取りすぎたときに起きる血栓の原因などを溶かしてくれる事とがわかっている。体脂肪を早く燃焼させて血管の老化を防ぎ骨そしょう症なども防ぐ効果も確認されている。凄いね。百グラム中に蛋白質、脂肪、ビタミンB2などは豆腐や味噌よりも遙かに多く特に納豆のネバネバの中には蛋白質やでんぷん脂肪を分解する酵素が18種類も入っていて他の食品も一緒に消化してくれる。これにより血液の酸性化を防ぎ肝臓の解毒効果を高め血圧を下げ動脈硬化や心臓病予防の効果は大変大きいのだ。
納豆は日本固有のスローフードのひとつで植物性であるので欧米のチーズよりも優れているのだ。これはぜひ食べねばなるまい。次回にもっと凄い納豆の話をしよう。
■昔奥州平泉の義経討伐に出兵した源氏の兵の携帯していた豆が発酵して納豆が発見されたという 
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2007年08月06日

納豆の可能性の凄さにびっくり②

今日も暑いぞ。
さて納豆には健康機能の他にもっとすごいことが隠されていた。今から5年ほど前に新聞に発表されたが、それは「糸引き納豆」と言うが如く納豆のネバネバの糸の成分を利用して高性能の吸収性樹脂 (つまり水を大量に含むことが出来るもの)の開発に成功したのだ。成功したのは九州大学農学部准教授、原 敏夫先生で、「環境」と「食糧」をキーワードに、発酵微生物と人類の共生システムの開発を考えている農学博士である。
現在沢山の吸収性樹脂を利用した商品が巷に沢山売られるようになったが、水を含んだゲル状のもの、例えばコンニャクとかゼリーなどは紙おむつや女性生理用品などに利用されているが、実はその吸収力には限りがあるのだ。ところが納豆の糸の成分を利用した高性能の吸収性樹脂というもの簡単にいうと、ポリグルタミンサンという納豆の糸の成分を特殊な方法で処理をすると網目状に結合した水を蓄える物質が出来き、たった一グラムの納豆のねばねばが3~5リットルの水を蓄えるというから凄い。しかも強い日光を浴びても蒸発せずに保湿維持が出来る。だから仮に砂漠にこれらの樹脂を一面に引いて種をまけば緑の故郷に帰すことも出来るし木も森も草原も野菜も果物も生産できる訳だから破壊される前の昔の緑の地球に復活してくるし世界の飢餓も無くなると思うと実に嬉しくなる。
そしてまたこの樹脂は自然環境の中でやがて微生物に分解されて水と炭酸ガスになり地にかえるという無公害な優れものだ。世界の至る所の砂漠化したところには特にこの研究成果は必ず救世主になってくれるものと期待している。人間の健康にも地球の健康にもつながる納豆の可能性は実にすごいのだ。
■納豆クイーンです
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2007年08月18日

ご飯は泣いている 1

8/18新聞によると熱中症で18人亡くなっているそうです。この暑さに私は5度目の夏風邪です。詰まり前の風邪が治りきらないのです。暑すぎて体力の消耗が激しいのですね。皆さんも気を付けて下さい。
さて今日はお米のお話しです。我々は当たり前の様にご飯をいただいていますが、そもそも稲というものは日本に自生していたものではありません。中国の雲南地方、インドのアッサム地方または東南アジアの湿地帯に自生していたものです。では日本にどこから伝わったのか…様々な議論がありますが揚子江下流の稲が朝鮮を経て伝わったとする説が有力です。佐賀県唐津市の菜畑遺跡から見つかった炭化した米は紀元前350年前のものと言われていますから今から約2300年前には既に日本でも稲が作られていたということになります。そしてその後約300年かけて日本列島に広がったものです。
さて最近のご飯の意識調査によると「米は日本人の主食としてふさわしい」と考えている人はほぼ1OO%、「栄養に富んでいて健康食だという人」は7O%~8O%もいるのです。この様に素晴らしいという意識を持っているのに「米をもっと食べようという人」は56%に落ち「米中心の食事は時間がかかるからご飯よりファーストフードやパン食にする」という人は全体約半分近い45%になります。やはり日本食への意識の衰退だと思います。
米食というのは我々日本人の必要なカロリーの35%前後をまかない副食物と上手に食べ合わせる素晴らしい健康食なのですですが前述の如く国民1人あたりの消費量は随分低いのです。ピークの1962年(昭和37年)には118.3キログラム食べていたのが1981年(平成3年)で70キログラム、2001年(平成13年)には64キログラムまで落ちてしまいました。かつては農家の主たる生産物だった米の占める割合は現在は食べ物全体の25%にまで落ちて日本の背骨たる米食が大ピンチなのです。

■御飯は日本食の原点 %E7%B1%B3%E5%8F%8E%E7%A9%AB%EF%BC%97.jpg

2007年08月19日

ご飯は泣いている 2

8月20日、今夏5回目の夏風邪を引いたらしい。詰まり以前の風邪が完治していないのだ。この暑さの中で体力が回復せず、こりゃ長期戦になりそうです。
さてご飯の話ですが、現在日本は米は完全に自給できるのに、世界の貿易交渉WTOでミニマムアクセス(無条件で買わせられる不平等な約束)が課せられて77万トンも余分に海外米を買わされているのです。そうでなくても我が国は米の消費が減り日本食が狂い始めている中で、肉類や油脂類を輸入して食べている訳ですが、ちなみに昭和30~40年代は肉は1年間に1人あたり約9キロの消費だったのが今では3倍以上の28-30キロ以上も食べているのです。油脂類も2.4倍に増えているのです。これじゃ日本中皆で生活習慣病になろうって言っている様なものです。今や日本の主食から外されつつあるご飯は泣いているのです。
農林水産省の関連機関、日本農業土木研究所の2000年の調査では日本人の必要なエネルギーと現在輸入されている食料から摂取しているエネルギーの差を計算すると膨大な過剰エネルギーになるといいます。それが年間約720億キロカロリー以上だといいますが見当もつきません。ただこれは世界の飢えている人々の1日最小限欲しい平均エネルギー2000カロリーで換算すると約10万人の人々を飢えから救える数字なのだそうです。
人口でみると世界の2%しかない日本が世界食糧の28%も輸入している現実、そして国内ではそれらを含めた食料の約40%近いものが捨てられている現実を見ていると我が国は地球を滅ぼしかねない程の過剰な食料輸入国、そして浪費無責任国といわれても反論が出来ません。

■にぎり飯は日本の文化食だ

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2008年01月31日

とても食べられない中国の毒入り食品

2008年、賀正です。この所世の中、腹の立つことばかりで何かむなしさを感じて一時ブログを書く気にもなれませんでしたが2ヶ月くらいさぼりましたね。今回又起きた中国がらみの食品事件に久々に言いたくなりました。
1月30日、中国製ギョーザに殺虫剤が入っていて10人中毒症状を起しJT子会社や味の素、加ト吉、グリコ等に立ち入り検査が入りました。こんな事件は必ずあると私は以前から言っていたのです。
事件は昨年12月以降、中国製冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県で計10人が吐き気や下痢などの中毒症状を訴え、千葉県市川市の女児(5)が一時意識不明の重体になっていたというひどいものです。特にギョーザは日本たばこ産業(JT)の子会社「ジェイティフーズ」(東京・品川)が輸入しており、今回は毒性の強い有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出されました。
また役所が30日に公表するまでひと月余りも時間が掛かっていました。輸入元のジェイティフーズを所管する東京都に兵庫県から一報が入ってからも更に23日経過しています。行政機関が事態を見極められない間に、被害は広がったのです。どういう訳か、 警察も県担当者も「国内で誰かが混入したという事件性が高い事案と判断し捜査を優先させるべきだと考えた」と説明しました。つまり健康被害の報告は他に入っていないので、製品自体の問題だと断定できない事、農薬系中毒は故意に誰かが毒物を入れるケースが多い事、家庭内の事件なら公表には人権上の問題もある…として、公表を見送ったといいます。しかし最初に発見された7日時点で徹底的に調べていれば、市川のケースは防げたかもしれません。いかにも判断の甘いお役所的で残念です。
いろいろ複合的要因はあるにしても日本は余りにも危機管理が足りないと言わざるを得ません。毎度、犠牲者が出ないと問題提起されない日本の体質が問題です。検疫もその手薄さから全輸入食品の1パーセント位しか実施されておらず後は書類審査だけだといいます。それもいい加減な申請でも通るのが現実なのです。世界の25パーセント近くも食糧を買いあさるわが国、水際の検疫体制をもっともっとしっかりさせないと国民は益々命の危険にさらされていきます。
ちなみに、この中国製冷凍ギョーザから検出された毒性の強い有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は中国では最近まで、殺虫剤などの農薬として稲作などに広く使用され2004年には四川省で中毒による死亡事故も起きています。同年3月と4月には同省で別に2件の中毒事故が発生し農民2人が死亡しています。新華社は「メタミドホス農薬は広く使用されており、四川省衛生庁は注意するよう警告した」とも伝えていましたが嘘を付くのが中国です 。私は中国産食品は一切食べません。少し高くても国産に限りますね。
■これが毒入り中国冷凍餃子

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