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2008年02月 バックナンバー

2008年02月02日

中国の毒餃子事件は日本の食糧政策の失政を露呈させた

2/2今朝も寒かった。こだつに当たりながらテレビに見入る家族達も今回の毒餃子については真剣に見ている。なにせ昨日まで目の前にあった冷凍食品の中に毒が入っていたのだからぞっとする。
さてその中国の毒餃子事件の被害が益々広がってきた。 3日前に判明した中国製毒ギョーザによる中毒で、被害に遭った千葉市の無職女性(36)宅で回収されたギョーザから検出された有機リン酸系殺虫剤「メタミドホス」が、基準の100~400倍の130ppmと極めて高濃度だったことが1日分かった。被害は1日までに39都道府県の1117人に上り、拡大している。
厚生労働省によると、毎日摂取しても人体に影響がないとされる残留メタミドホスの検疫基準値は、キャベツで1・0ppm、ニラで0・3ppm程度だが今回ギョーザから検出されたメタミドホスは、キャベツの100倍、ニラの430倍に当たる。関係機関は「残留農薬としては考えにくい数字」と驚いており、製造や流通などの過程で混入した可能性があると言っている。
一方、兵庫県高砂市の被害者3人が食べたギョーザのパッケージに、側面に縦1ミリ、横3ミリの裂けたような穴が一つ開いていたことがわかった。またギョーザを載せるプラスチックトレーの側面にも1ミリほどの穴があり、2つの穴は位置がほぼ一致していた。同県警は「外側から内部に向け刺された跡とみられる。故意か過失か、その際に毒物が混入されたかは分からない」としているが、我々素人から見ても製造過程では混入が考えにくくやはり何者かが意図的に刺したのではないかと思える。
ではかつてのサリン事件のようなテロか、だとしたら怖い。関係機関は原因、経過をハッキリ究明しないと今後中国との外交問題に発展しかねないし、加工食糧全体のイメージダウンになり生活や経済全体に及ぼす影響は計り知れない。
私はかねてから日本の食糧は国内で賄うべきと思ってきた。事実食糧のカロリーベース自給率は39パーセントに落ち込みこのままだと我々は早晩食糧不足に直面する恐れがある。しかし現実には国内で穫れる基礎野菜まで他の国から買っている、日本は既にそこまで落ちているのだ。外国産冷凍食品が日本の消費の六割を占めて輸入されているということはそういうことだ。
五代徳川の「生類哀れみの令」に匹敵するほどの悪政策「減反政策」で優良な土地を荒廃させてまで国内の食糧生産を抑制してきた裏には、米国の食糧戦略の影が見え隠れしている。これら外圧に振り回され続けてきた弱い日本政府の、貧しい農業食糧政策に改めて大きく警鐘を鳴らしたい。国内の食糧は自分たちで作る、これが国家形成の礎であり大原則であろう。我々もよくよく政府を見ていかないとこのままでは国が亡びる、そんな不安にかられる。

■検査をしている横浜市衛生研究所の職員達

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2008年02月08日

元時津風の逮捕はトカゲのしっぽ切りか

2/8、あいかわらず世間は寒い。気候も寒いが心も寒い。今朝はマイナス9度だった。
遂に逮捕になった。大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17、本名斉藤俊さん)が昨年6月に急死した問題で、愛知県警捜査1課と犬山署は7日、制裁目的の暴行などで死亡させた傷害致死罪で、先代時津風親方の山本順一容疑者(57=元小結双津竜)と兄弟子3人を午後7時59分逮捕した。
捜査1課長によると、昨年6月25日昼に愛知県犬山市の部屋宿舎から逃げ出した斉藤さんを兄弟子たちが連れ戻し、親方が額をビール瓶で殴打。斉藤さんは約20分てっぽう柱にひもで縛られるなど木の棒まで使った暴行は午後10時ごろまで続けられた。翌26日は午前11時から兄弟子数人で囲み、通常5分程度のぶつかりげいこを30分以上続けた。数十発の張り手や蹴りに、この日は金属バットでの暴行も加わった。無抵抗で耐える斉藤さんは多数の皮下出血やあばら骨を折るなどした。同県警では30分に及ぶぶつかりげいこが異常であると判断。2日間にわたる暴行が斉藤さんを死に至らしめたと結論付けた。
これまでの調べに対し、山本容疑者はビール瓶で殴ったことは認めたものの「暴行の指示はしていない」と主張。だが同課長は「相撲の世界は親方が絶対的な存在。親方の指示なしにはありえなかった」と、山本容疑者を厳しく非難した。力士の死亡例は平成以降でも12件あり、けいこで倒れた力士は稽古の前後も含めて斉藤さんで5人目。しかし、国技たる相撲のけいこ場は「聖域」とみなされ、これまで捜査機関が本格的に問題を調べることはなく逮捕状が取られたのも今回が初めてだ。
それにしても悪の構造は何時の時代も何も変わっていない。親方が絶大な威力を背景に部屋を支配している実態。「ビール瓶で殴ったことは黙っていろ」「金属バットのことは言うな」。集めた弟子を前に山本容疑者が口裏合わせを指図し始めたのは斉藤さんが死亡した2日後の昨年6月28日。この日、斉藤さんの遺族の依頼で遺体の解剖が行われていた。愛知県警の事情聴取が始まると、聴取から戻った弟子に何を話したか報告させた上、斉藤さん死亡の経緯についてつじつまが合う説明ができるよう、ほかの弟子にこと細かに指示している。本場所を前にしたけいこはそっちのけの“隠ぺい工作”が連日繰り返されたのだ。しかし心ある弟子の“告発”がきっかけで一転し殺人犯罪が露呈した。
思うに悪逆非道の世界は江戸時代の悪代官と何も変わっていない。立場の低いものが闇から闇にほおむり去られる。この事件は今日の日本社会の、あらゆる業界にあり得る歪んだ姿であり象徴的とも言える。巨大な既得利権の影に人間の正義と優しい心は潰され弱いものは抹殺される。こうしている間にも闇に消される者達が後を絶たない。どう見てもこの様な事件は国の恥であり潤いの無くなった日本国の実態なのだ。気分の悪い寒い話しだ。

■逮捕された元時津風親方

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2008年02月13日

所詮日本はアメリカの52番目の州か、米軍はわが国の癌的存在だ

2/12、ここのところ厳寒が続いている。今朝も寒かった。こころも財布も寒い。
肩をすくめてテレビを見ると、またまた沖縄県北谷町で女子中学生(14)に乱暴したとして、沖縄署は強姦(ごうかん)容疑で、在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー(うるま市)所属の二等軍曹タイロン・ルーサー・ハドナット容疑者(38)を逮捕したと言うではないか。同容疑者は下半身を触った行為を認めたが、「性的暴行はしていない」と容疑を否認している様だがその行為そのものを性的暴行というのだ。
沖縄県では1995年9月、海兵隊員3人が小学生の少女を拉致(らち)暴行する事件があり、反基地感情の高まりから反対運動は翌96年の普天間飛行場(宜野湾市)の返還合意にまでつながった。 今回の事件で県民の反基地感情はまた更に大きく強まっており、膠着(こうちゃく)状態にある普天間飛行場の名護市移設にも大きな影響が及ぶ可能性もある。沖縄県の仲井眞知事は11日午前、県庁で報道陣に対し「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)する重大な犯罪であり、特に被害者が中学生であることを考えれば、決して許すことはできず強い怒りを覚える。極めて遺憾だ」とするコメントを厳しい表情で読み上げた。
実際、この様な凶悪な性犯罪を根絶できない様では在日米軍基地への理解など進みようがないではないか。ことある毎にありきたりの再発防止策を聞かされても空しいばかりだ。米軍から見れば多くのアメリカ兵の中には所詮我々は異民族の占領地という人を見下した差別の中に意識があるのではあるまいか。昨今の日本政府の色々な政策における弱腰を見れば馬鹿にされても仕方がないのか。駐留する米兵らの規律をいくら求めても効果がないのであれば全ての基地の撤廃を要求するしか道はなくなる。
またこの事件は別の処に飛び火した。この暴行事件は米軍再編に伴う米軍空母と艦載機57機~59機の移転賛成派の市長が当選した岩国市の市長選挙の夜に起ったとされているがここに疑念がわく。つまり米空軍の移転を問題を抱えながら受け入れることになった岩国でこの様な事件が選挙前に報道されれば移転反対派の勝利もあったかもしれない。実際僅差の選挙結果が出ているのだ。こうなると在日米軍再編の新たなる懸念材料に発展する恐れがある。はたして、本当はこの選挙の前に事件が起こっていて関係当局は選挙への影響を考えて伏せていたのではないかとする憶測である。我々素人が見ても何か不審でその筋による情報隠ぺいの匂いがしてならない。岩国の住民達はこの先、米軍絡みの事件事故がかならず起きるであろうと公然と口にしている。それだけ不安は大きいのだ。
ちなみに政府の町村信孝官房長官は十二日、十日の岩国市長選を受けて「米軍再編が着実に進む環境が整い歓迎している」と述べるなど、基地の住民達の感情には目もくれず米軍基地強化につながる「在日米軍再編」を推進しようとしているが、国家の使命たる自国の国民の生命と安全を守ることより米軍を優先させる姿勢では米軍犯罪をなくすことはできまい。寒くて腹立たしいのは私だけか。

■今回の暴行事件に抗議する人々

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2008年02月18日

体制にちやほやされてくるとアスリートは力を落とす。

2/18今朝も寒かった。金ブナを飼っていた水槽が凍り付いて中にいた魚たちは氷漬けになっていた。
北京五輪の男子国内代表選考会を兼ねた東京マラソンは17日、東京都庁前から東京ビッグサイトまで三万七千人が走った。昨年の大阪世界陸上銅メダリストのビクトル・ロスリン(スイス)が2時間7分23秒の大会新記録で初優勝した。そしてマラソン2戦目となる26歳の新鋭・藤原 新(あらた)=JR東日本=が、2時間8分40秒で日本人トップの2位でゴールし北京五輪代表争いの有力候補に躍り出た。私は久しぶりにぞくぞくした。注目されていたアテネ五輪6位の諏訪利成は4位、05年ヘルシンキ世界陸上代表の入船 敏は5位だった。実際そんなものさ。体制にちやほやされてくると人は何処かに甘えを持ち怠惰になり力を落とすものだ。
藤原は「マラソンでは何でも起こりうる。何が起きてもびっくりしないという心構えでスタートラインに立ったという。実際、いろいろ起きた。ゴールしたときはぴりぴりと右ふくらはぎが震えていた。38キロ過ぎに右ふくらはぎがけいれんしはじめて走りながら何度もバランスを崩した。「棄権が一瞬、頭をよぎった」という。ここで慌てていたら、日本選手トップでのゴールはなかっただろう。歩幅を狭めて足への負担を軽くしピッチを少し速くして減速を抑えたという。この冷静さは大したものだ。 一般参加のナンバーカードをつけた緑のユニホームは32キロ過ぎから躍動した。初マラソンだった昨年のびわ湖を約30分上回る記録でゴールへ飛び込んだ。 拓大時代、箱根駅伝を走ったが、ほとんど無名であった。ただ今年元日の全日本実業団駅伝では2区で13人抜きを演じるなど徐々に力を発揮し始めていた。藤原はインターネットで英文を読み練習方法やサプリメントの知識などを得て練習に励んでいた。時として練習の進め方などでコーチと意見がぶつかることもあった。今回は駅伝が強いコニカミノルタの胸を借り奄美大島で40キロ走を2本こなすなど万全の準備をしてトライした。 所属チームの岩瀬監督は中国・昆明にいた。周囲の期待もその程度だった。ここまで走れてびっくり、と藤原の左の口元に八重歯がのぞいた。低迷している男子マラソン界に“新たな”星が生まれた。
「無印」だった伏兵・藤原 新が、執念の走りで五輪有力候補に躍り出た。陸連の沢木啓祐専務理事が「非の打ちどころがない」と高評価を与えた快走だった。前述の如く何の世界も同じで大きな組織や体制に支えられ始めると収入や生活面では安定してもその作品性というか技術や体力が何処かでふぬけていく、無名の頃のハングリー精神とモチベーションがが落ちてしまう。今までも期待していた選手がそのまま泣かず飛ばずで終わってしまったケースも多い。藤原 新にはここのところを気を付けて欲しい。アスリートは戦って勝たねばならない使命を背負っている。穀潰し(ごくつぶし)で終わらぬ様に祈る。私はこの素晴らしい新星を見ていて我が身を反省した。今や多くの日本人が穀潰しで嘘つきの「怠惰な太り豚」になってはいないか、ふっと頭をよぎった。

■日本のマラソン界の新しい星「藤原 新」

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2008年02月27日

今更何を、軍隊や警察が情報操作や隠ぺいを行うのは常套手段だ

2/27早いなー、2月ももう終わりか、やっと春めいてきた。しかし事件は多いなー
2月19日午前4時20分ごろ、千葉県房総半島の野島崎の南42キロ沖で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と 漁船「清徳丸」(長さ約15メートル)が衝突した。漁船の船体は無惨に真っ二つに割れ、海上に浮いていた。清徳丸は千葉県勝浦市の新勝浦市漁協に所属している漁船。同漁協川津支所によると、漁船の所有者は 勝浦市川津の吉清治夫さんで、息子と2人で19日未明にマグロ漁に出たとみられる。先日も私の友人の倅が突然死んだ。私も同じ位の倅がいるが親爺の思いを察すると泣けて泣けてしかたが無かった。若い者を先に死なせてはいけない。
さて「あたご」は2007年3月に完工。全長165メートル、幅21メートル、基準排水量は7750トンで定員300人速力30ノット。日本のイージス艦としては5隻目。 なぜこの様な最新鋭の装備を備えたイージス艦が無防備な漁船に衝突したのか。第3管区海上保安本部のこれまでの捜査で、あたごの不十分な監視や「相手の船がよけると思った」と乗組員が供述するなど、傲慢な態度と危険性に対する意識の薄さが事故を招いたのだ。あたごの航行は、艦橋10人、機関室8人、戦闘指揮所(CIC)7人、後方の見張り1人の26人体制で1日を11区分にわけて2時間~2時間半おきに行われ、交代時には26人全員が交代することになっている。事故は午前4時の当直交代7分後に起きた。第3管区本部は午前4時を境に交代した艦橋の当直計20人が清徳丸などの漁船団をどの段階で認識しどう対応したのか乗組員を事情聴取して業務上過失往来危険容疑で強制捜査にはいった。
今、巷で騒がれている問題はこの間の一連のことの運びに防衛省の情報操作と隠ぺいがあったのではとされる問題だ。事故当時海上自衛隊のイージス艦「あたご」の見張り員が、漁船の清徳丸に気づいた時間を衝突の「2分前」から「12分前」に訂正した問題で、説明が二転三転する中で石破茂防衛相は二十六日午前、イージス艦「あたご」が漁船を確認した正しい時刻の公表が十九日夜の石破氏への報告から約二十時間後になったことについて「隠ぺいして何ら得るものはないし、情報操作する防衛省ではない」と述べ情報隠ぺいを否定した。野党から求められている辞任の問題については同日午前の衆院安全保障委員会で「家族の方の思いに応えるのが自分の責任だ」と語り引責辞任も改めて否定した。
この事件は別に分けて考える必要があと思う。まず人道的な見地で処すること、被害者の救出、事故原因の特定、遺族への謝罪、国家からの謝罪などは当然だが、それぞれの究明分析、見解が出て政府と防衛省としての内部のけじめも必要になる。
そこでもうひとつ見方だが、古今、どこの国でも軍隊や警察が情報操作や隠ぺいを行うのは当たり前だ。とりとめて騒ぐこともないと思っている。それが戦時下でも平和な世でも区別はない。軍隊は国を守るものだ。今回の様な事故は人道的には辛いものがあるが元々軍隊は大義の中で任務を遂行しなくてはならない。そこが立て分けられるか大切なところだ。一部の発言では軍隊をなくそうと言うが今の日本では現実的ではない。また大臣の辞任を要求しているが石破大臣が辞めても何も変わるまい。本人が改革すると言ってるのだからその手腕を見たい。マスコミはあいかわらず大騒ぎをしているが詰まるところ国と防衛省の本音は突き詰めることは出来まい。それほど甘い事柄ではないからだ。

■割れた漁船の操作をしている保安庁職員

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